日別アーカイブ: 2014年5月30日

enart 国立 デザイン・工芸コース

enart 国立の武田です。

5月だというのに暑い日続きますね。
大学通には半袖姿が目立ち、緑も青々として早くも夏を感じさせます。
国立校はというと、学生数が増えてだいぶ活気が出てきています。

大学通・5月
◯大学通

今週の受験科デザイン・工芸コースは写真模写の課題を制作しています。
自分で選んだ写真を絵具で模写するという単純な課題なのですが
しっかり完成させることが出来れば技術や色のこと、さらには完成度を体感することが出来、
1ランク上の力をつけることが出来ます。

写真模写/写真

写真模写/茂木

写真模写/宮野

写真模写/古郡

写真模写/ヒューイー

写真模写?2

写真模写?3

学生作品の一部です。まだ制作途中ですが、だいぶ完成に近づいてきています。
みんな最後までしっかりと完成させて欲しいですね。
途中であきらめないことが1番大切です。

 

 

 

映像科:金土日コースの近況とオススメ展覧会

こんにちは。映像科の森田です。あっという間に5月も後半、一学期も折り返しとなりました。金土日コースですが、今日の金曜日の授業では人物クロッキーを行いました。映像科というとデッサンやクロッキーをやる印象がないかもしれませんが、そんなこともありません。実写/アニメーション問わず、映像とは本来「光と影の芸術」あるいは「動きと時間の芸術」でもあるわけで、モチーフをしっかり観察したり、人物の特徴的な動きや些細なしぐさを捉えようとすることは、大切です。

ちなみに明日からは実写映像の実習授業(日曜日は新宿御苑へ…天気は今のところ良さそうなのでひと安心)が始まり、来週以降もコマ撮りアニメーションの実習、映像作品研究(プレゼンとディスカッション)、さらにオープンキャンパス見学…、と一学期後半は特別授業が続きますが、もちろん受験に向けた対策もしっかり始めています。

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そんな梅雨入り前のさわやかな季節にオススメ展覧会情報を。竹橋の東京国立近代美術館で開催されている『映画をめぐる美術 マルセル・ブロータースから始める』は、ぜひ行ってみて欲しい展覧会です。概要には「マルセル・ブロータース(1924-1976)はベルギーの美術家で、詩人として出発しながらも1964年以降は美術の領域でオブジェや写真、短編映画の製作などを行った…」と書かれていますが、この展覧会は過去現在問わず、そうした「美術の分野で映像を扱う作品」または「美術と映像/映画の領域を横断して活動する作家」を紹介する企画展になっています。

この展覧会の見どころのひとつは、展示フロアの構成にあるかもしれません。会場全体が(シネコンのように)いくつかの展示室から成っていて、中央のロビーにあたる空間には、それぞれの展示室のテーマを示唆する16mmフィルムの映画が映写されています。「16mmのフィルム」とか「映写」と言ってわかる映画大好きな人もいるとは思いますが、しかし普通に生活していて16mmフィルムの映写機を見る機会は今やなかなかありません。フィルムという物質でもあり、なおかつ光という現象でもある映像の不思議、さらに映画の歴史を知るにはベストな展覧会と言えるのではないでしょうか。

もちろん展示されている作品ひとつひとつからも色々なことを考えられます。しかも高校生以下は無料(!)というところも良い。ただし会期は6/1(日)までということなので、偶然この新美NEWSを読んで、なおかつ土日の予定がまだ空いているという人は、ぜひどうぞ。

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