月別アーカイブ: 2014年12月


彫刻科 ダイジェスト!!

彫刻科の氷室です。

みなさん、冬期講習はいかがでしたか
ともすれば無理かもしれない!と言う濃密なスケジュールを日々葛藤しながらこなしていく皆さんの姿には、毎日目頭が熱くなる思いでした。
1学期からの地道な努力が、今になって結果へ結びついてきました。希望がはっきり見えてきた冬期講習だった様に思います。
本当にお疲れ様でした!
ほんの少しの休憩、お正月ですね!
イメトレをしながら、少し身体を休めて下さいね。

ここからはダイジェストです!
まず始めに朗報がひとつあります!!
中国からと台湾からの留学生2名が多摩美術大学彫刻科の推薦入試で、見事合格を勝ち取りました!!!
面接特訓や作品作りなど様々な壁を乗り越えての合格、本当におめでとうございます!!!!!

デッサン、作品作りやファイル作り、面接の特訓、作文特訓など試験当日まで、やらなければならない課題はたくさんありますので、推薦入試では、早めに対策に取りかかることが決め手となりますね!!

さて冬期講習での優秀作品を紹介する前に!
2学期最終日に、夏期講習にも講師として来てくださった、作家の阿部光成さんと主任の小川原先生による彫刻論を行なって頂きました。
その時の様子を少し紹介させてもらいます。

阿部さんの彫刻論では、「彫刻の根幹」をテーマに話を聞くことが出来ました。
矢じりが同時期に別の大陸で自然多発した話を導入に、同じ彫刻と言うものを思考していた、出会ったこともない国も違う4人の作家。
ブランクーシ→橋本平八→ジャコメッティ→若林奮。
上記の順番にそれぞれのつながりや発見を手がかりに彫刻の根幹とは一体どの様なものなのかを探り、根底に迫るを話して下さいました。
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なかなか個人で勉強しても難解なところを、分かり易く、また個々で考えさせてもらえる様に語って下さいました。
この話を皆さんにしてくださった阿部さんの思いとは?作品を作っていく時に、いつかその話が思い起こされる時が来るかもしれません。
そのときには、また違った角度で物事が考えられる様になっているかもしれませんね。

阿部さん とても貴重なお話を本当にありがとうございました!

続いて小川原主任の彫刻論では
東京芸術大学の案内や、教授方の作品紹、そして小川原主任が気になる作家をピックアップしての彫刻作品を多数紹介をして下さいました。
色々なタイプの彫刻作品を見る事ができ、良い刺激になったのではないでしょうか。
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本当にまたとない機会になりました!
阿部さん、小川原主任、本当にありがとうございました!

おまちかね、ここからは冬期講習、前期・中期間での優秀作品の紹介です。

K.S君のデッサン
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F.Tさんのデッサン
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T.U君のデッサン
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A.Sさんの作品
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F.Tさんの作品
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R.Y君のデッサン
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T.U君のデッサン
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R.Y君の作品
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Y.S君の作品
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Y.M君の作品
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A.Sさんのの作品
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T.U君の作品
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R.Y君の作品
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R.Y君のデッサン
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A.Hさんのデッサン
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A.Hさんのデッサン
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T.U君のデッサン
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T.U君のデッサン
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以上、2014年最後の優秀作品紹介でした!
いよいよ!という気持ちも入り込み、集中力や意気込みがとても高まった一日一日でしたね。
一日制作にも少し慣れてきたのではないでしょうか。それぞれの良さが、ぐっと一段伸びた冬期講習だったと感じます。

塑像も素描もデッサンも、さらには鍛えに鍛えられ、みなさんのタフさも確実にレベルが上がってきています!
(試しに4月に描いたデッサンと比べてみるとどうでしょうか?)
どんな悔しい結果になっても何を言われても、食らいついて毎日課題に、時には自分に負けずに戦ってきた成果がでできています。
ここには掲載できなかった優秀作品も多々でました。

反省と前進、全体と細部、精神と体力、出来るだけどちらかに偏らない様に、バランスを考えることは全てにおいて大切ですね。
体が資本なのは言うまでもないので!風邪を引かない様に美味しい物を食べて、良い年をお迎え下さい!

悩んでも明日は、受験はやってくる! だったら2015年も負けずに、タフに乗り越えて行こうぜーーーーーーーーーーー!!!


失敗について

こんにちは。油絵科の関口です。今年も残すところあと僅か。あなたにとって今年はどんな年でしたか?

さて段々と入試が近づいてきて、皆もそろそろ不安が大きくなってきている頃かと思います。この時期に作品が上手くいかないと、かなりヘコみますよね?
今の自分で本当に受かるんだろうか?とか、試験まであと○○日しか無いのに大丈夫なんだろうか?など色々と不安な事を考えがちです。

僕も新美で講師を20年以上やっていますが、色んな生徒を見てきたので、自信を持って言える事があります。「この時期の失敗など、何も気にする事は無い」と。むしろ「失敗はドンドンした方が良い」とさえ思っています。(あ、わざとは無しですよ)

起き上がり小法師
そもそも絵に失敗なんて付き物です。僕も絵を描いていてよく失敗します。「最初は結構うまくいっていたのに、仕上がったら全然駄目だった」なんて事はザラにあります。自分ではそのつもりが無くても、結局そういうのは姿勢として守ってしまっているんでしょうね。反対に「最初は全然駄目で、どうしようもない作品だったものが、仕上がったら一番良かった」という事もよくありますね。
「自分で分かっている範囲でしか描いていない…」「何とか無難に仕上げようと思って、煮え切らない作品になった…」こんな失敗をした時は本当に自己嫌悪に陥ります。そもそも勝利の方程式なんて、絵には存在しないんです。
僕自身「これをやったらどうなるか分からないけど、これを試さずにはいられない」という時、大失敗をする事があります。「やっちまったな…」と思いながら、顔は青ざめつつも思わずニヤリと笑ってしまうんですよね。まるで変態ですね(笑)。とんでもない失敗をすると、何だか清々しい気持ちにすら至るものです。それに失敗した事で色んな事を考えられます。「あそこでこれをやったのがいけなかったのかな?」とか、「そもそも前提そのものが間違っていたのかな?」とか、次に描く時の目安や判断材料になってくれたりもするんです。
以前どこで読んだかは忘れてしまいましたが、こんな言葉を思い出しました。

賢者は敗北に学び、愚者は敗北に浸る。

焦る気持ちも分かりますが、クヨクヨせず、今の内にたくさん失敗をして、逞しく育って欲しいと思っています。そう、起き上がり小法師人形の様に。
直前までどんなにボロボロになっていても、本番で良い絵が描ければちゃんと受かりますから…。普段は辛口な講評をする事もありますが、心の中ではいつも皆の事を応援しています。

それでは良いお年を。


基礎科の冬期講習

毎日寒い日が続いていますね!

年末に近づき冬季講習も中間にさしかかりました!
みなさん頑張って絵をかいてますかー?
基礎科の生徒さん達は内部の子も外部の子も枚数を重ねる毎に力がついている様子です。描けば描くほど上達しますね!
高校1・2年のみなさん ”まだやらなくてもいいかなぁ” という気持ちでなく受験にむけて頑張っていきましょう!!!

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基礎科の制作の様子です。
はじめてのデッサンに挑戦する生徒さん。
新たな試みに挑戦する生徒さん。
其々作品に成果が現れてきています。

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講師の熱心な講評に、皆も真剣に聞き入っています。

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基礎デザイン工芸コース、基礎日本画コース、基礎油絵コースの皆さんも良い作品が続々と出来上がってきています。
今年の課題も次の課題で最後となります。年明けも3日〜冬期講習の授業がはじまります。実りのある講習会にしたいですね。

【高校生デッサンコンクール!】
2015年1月18日(日)_参加費無料
新宿美術学院 問い合せ先_TEL:03-5309-2811
是非みなさんも参加してください。

〈 商品がでます!! 〉
第1位 _ i pad mini + 図書券
第2位 _ 電子辞書 + 図書券
第3位 _ トゥ―ルズ画材 + 図書券
etc…

新規ドキュメント 31_1


映像科:冬期講習の授業風景

こんにちは、映像科講師の森田です。冬期講習も全部の日程の半分を折り返して、徐々に制作のテンションも上がってきました。

この日の課題は武蔵美の感覚テストを想定した課題。午前の3時間でB3サイズを一枚制作して、中間講評を経て午後はリメイクでもう一枚。この時期の一日2作品は一年の中で一番ハードなスケジュールかもしれません。なんとかこの時期を乗り切って直前講習に繋げるためにも、体調管理だけはしっかりとしておきましょう!

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日本画科便り17ープレ冬期講座「花講座3 −花が描けるようになる-薔薇編」

日本画科です。

先月、11月30日(日)、プレ冬期講座「花講座」が開催されました!

題して、

新宿美術学院日本画科 花講座3「花講座3 −花が描けるようになる-」総集編〜花を描く上で大切なポイントを解説〜!

春の講座“百合編”、初夏の講座“菊編”に続く「花講座 ―花が描けるようになる―」の第三弾!!!

当日は「花を描く前にすべきこと」から花を描く実際まで、花を描く上で大切なポイントを解説。短い時間でしたが、日本画科受験における大切なこと、型について、そして花の描き方(テクニカルなこと)などを中心に進行しました。

特に今回は講師のデモンストレーションをふまえて、複数本の花どうしの関係性の捉えかた、考えかたを踏み込んで解説しました。モチーフどうしやその内部の関係性を捉え表現することが日本画科での描写の基本になります。今まで漠然と考えていた関係性についての概念をより理解できたのではないかと思います。

「花講座3 –花が描けるようになる-総集編」スケジュール

午前9:00-12:00

1準備

・水切り方法、セッティングについて

・道具について

2描き始め

・花を捉える前に―構成、配置、アングルについて

・アタリの置き方、形を描く上で大切なポイント

・花と茎と葉―それぞれの役割

午後13:00-17:00

3関係性

・関係性について-関係性とは?

・関係性の考え方と捉え方

4仕上げ

・質感表現について

・明度、彩度、色価について

講評17:00-18:00

個々の長所と課題点を分かりやすく提示します。また今後の学習ポイントについてアドバイスをします。

質問&個人指導コーナー 18:00-19:00

以下、今回の講座の様子です!

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今回のモチーフです。ピンクと白の薔薇の関係性から空間や薔薇らしい表情を描きたいですね。

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まず花の角度、高さの設定をします。最も美しい形、葉の重なるを探しながらベストな位置関係を探ります。この時点から既に作品を作る意識で行っています。

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デモンストレーターの作業工程を時間ごとに解説しながら制作しました。描き始めの鉛筆の持ち方、筆圧、捉えるべきポイント…など実際の作業を見ながら理解を深めていきます。

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今回も多数の方々が参加し、熱気あるアトリエになりました。

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過去の講座の作例やデモンストレーターの作品です。講師が芸大入学後の課題で描いた門外不出の花の写生も見ることができます!より高いレベルで意識を持って制作することは何より大事なことです。

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下描きの素描が完成しました。花の形態やリズムが過不足なく捉えられており、早く彩色をしてみたくなるような素描ですね。

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短い時間でしたが、力作がならびました!

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一緒に制作したデモンストレーターの視点から実践的なアドバイスが伝えられています。

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一人一人の良さや今後の課題を分析した丁寧に講評が行われました。この後さらに個人指導が入りました。

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ちょっと写真がブレましたが完成作品です。モチーフの薔薇がもつ印象を的確に捉えた優れた作品になりました。実物は日本画科アトリエにありますので興味があれば見にきて下さいね。

 

これで今年度の日本画科花講座は終了です。ここで得た経験をこれから受験を乗り越える為の手がかりにしてもらえれば嬉しいです。