月別アーカイブ: 2014年1月

高校生デッサンコンクール開催!!

新宿美術学院 三上です。

本日は【高校生デッサンコンクール】を開催しました。
予定よりも多い申し込み人数で、活気のあるコンクールとなりました。
参加したみなさんはほんとうにお疲れ様でした。
くやしい思いをした受験生もいたと思いますが、講評会でも話があった様にこれからが勝負です。気を落とさず頑張ってください。

IMG_8822                                   (制作風景)
デッサン解説】では各科の特徴、違いなどを解説。それにあわせ、デッサンで大切な事を合格者作品とプリント、図説を使って1時間程度説明しました。
みなさん、初めて聞いた事も多くあったようで「そうなんだ!」といい反応がありました。ぜひ、普段の制作に生かしてください。DSC08831                               (デッサン解説風景)

制作会場は、実際の試験さながらの緊張感でデモンストレーター達もびっくりしていました。
真剣に取り組むデモンストレーター。全体講評で一言「疲れました。」の言葉でみなさん笑顔になっていました。
IMG_8820                          (デモンストレーター制作風景)

全体講評は全科主任講師が参加し、志望校に合わせたアドバイス、講評は、新美ならではの良さが出ていたと思います。各科の先生方の個性、科の個性が出た大変勉強になる講評会でした。
DSC08847                                 (全体講評風景)

なんと!! 1位、2位とも新美生でした。
みごと「ipad」、「電子辞書」をそれぞれ獲得して帰りました。
ほんとうによかったですね。ぜひ、有効活用してください。
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(表彰風景)

今回のコンクールは本当にレベルの高い作品が並びました。
みなさん、これからもっともっと上達します。
志望校に合わせた、勉強を積み重ねて、ぜひ現役合格目指して頑張ってください。

基礎科クラス紹介?工芸って何??

こんにちは、新宿校 基礎科です。

基礎科の皆さんの中には工芸をあんまり知らない人もいる、ということでこちらで以前ご紹介した、工芸科の紹介の第二弾です。

前回は陶芸、染織、漆芸の3つについてでしたが今回は金工の三専攻について見て行きたいと思います。

まず、「金工??」というひとのために説明しますが、「金工」とは金属を主な素材として制作をする分野のことです。
今回取材をした東京芸大の工芸科では、その制作工程などの違いによりさらに、
『彫金』『鍛金』『鋳金』の3つに先行が分かれています。
(大学によっては「金工」などの名称で統一されています。)

 

それではまず彫金です。
この専攻では他の2つに比べると主に金属の表面の加工についての勉強が多いのが特徴です。
ジュエリーを作ったり、オブジェを作ったりすることが出来ます。

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次に鍛金です。
こちらは彫金に比べると、やや仕事のスケールが大きく、巨大なオブジェなんかも作ることが出来ます。
一枚の金属板を金槌で叩いて、器を作ったり、複雑な形の動物を作ったりする勉強もします。

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最後は鋳金です。
先ほどの2つが主に金属の板から成形していくのに対し、こちらは原型を粘土やワックス(ろう)などでつくり、それに合わせて型をつくり、その中に高温で溶かした金属を流し込むという方法で制作するのが特徴です。

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ここで紹介させていただいたのは各専攻、素材のほんの一部に過ぎませんので、是非皆さん、各大学で開催される卒業・終了制作展などに足を運んでみて本物の作品を見てみてくださいね!

3学期が始まりました。

新宿美術学院 国立校 基礎科です。

猛烈な寒波がやってきていますので、日に日に寒さが厳しくなっています。
基礎科は授業が終わるのが夜になりますので、
体調管理には十分気を付けてほしいと思っています。
そして今週末はセンター試験。
基礎科の皆さんにはまだ先の事のようですが、
学校の授業を受け、新美で美術を学び、そして部活にも参加、
たまにはお友達と遊びに行ったり・・・と、新美の高校生は忙しいのです。
楽しい1年はあっという間に過ぎていきますから、
後で慌てないよう、少しづつ準備をしていきましょう。

今日は全員デッサンです。
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ぬいぐるみの質感や光沢が難しそうです。
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石膏モチーフ。
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木炭にも挑戦するようになりました。
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国立校は基礎科のみで、対象は高校1.2年生でしたが、今年の春から
新宿美術学院・現役校 enart 国立が開校します。

enartタイトル ena相関図 カリキュラム
学科

新美enart国立は美大を目指す、高校3年生対象の美術予備校です。
現役合格のために大学の傾向をしっかり把握し、
わかりやすく丁寧に、一人一人と向き合いながら指導します。
もちろん、今まで通り、高校1.2年生向けの基礎科も併設です。
開校にむけ、色々なイベントを予定しておりますので、
随時、ホームページやブログでお知らせしていきます。

詳細はこちらで。
http://www.art-shinbi.com/02kunitachi/about/index.html

高校生デッサンコンクール いよいよ締め切り間近

新宿美術学院三上です。

高校生デッサンコンクールがいよいよ締め切り間近となってきました。
申込締め切りは1月17日(金)です。
申込期日にご注意ください。

先日、新美ニュースでもお知らせ致しましたが、当日は現役芸大生のデモンストレーションがあります。今日は、当日行われる【デッサン解説】について説明したいと思います。

【デッサン解説】は試験当日みなさんが制作した作品を採点している間の休憩時間に行います。
デッサンのプロセスプリント等を配布して、実際の各科合格者作品を見ながら「デッサンとは?」についてお話しする予定です。

多くの芸大・美大入試に《デッサン試験》が課されていますが、実はデッサンと一口に言ってもとても奥が深いものです。
油絵科で求められるデッサン、日本画で求められるデッサン。彫刻、デザイン、工芸・・・と専攻によって「大学側の好み」も「大学側が求めていること」も全く異なります。
当日の解説ではデッサンとして共通している部分と全く異なる部分を丁寧に解説する予定です。ただ上手になればいいんだと思っている皆さんには目からウロコかもしれません。
新美では当然、この専攻による「求められることの違い」を大切に指導しています。全体・個別講評の後に各科主任講師に質問が出来る時間もありますのでぜひ参加してください。

プロセスサンプル
【デッサン解説】配布予定の資料の一部

ダルマさんのお話

こんにちは。油絵科の関口です。

?さて、今日はダルマさんの話です。

ダルマ集合

二号館の講師室を訪れた事がある人は、このズラッと並んだダルマさん達を見ていると思います。何だか異様な雰囲気ですから、初めて見た人はちょっとビックリしますよね?実はこのダルマさん達、旧校舎の時は色んな所にバラバラに置かれていたんですが、新校舎に移ってきた時にまとめて置くことになりました。引っ越しの際、ダルマ供養に出そうという話もあったんですが、このダルマさん達がいないとあまりにも殺風景で寂しいという事で、連れて来てしまいました。

ダルマさんには毎年私立美大の受験が始まる前に願かけをして、歴代の主任が片目を入れているんです。そして芸大合格発表の後、残りの片目を入れるというのが慣わしです。前主任の海老澤先生は筆ペンで、しかもフリーハンドで完璧な円を描いていました。昨年度は僕もそれに負けじと筆と墨汁で正円を目指して頑張ってみました。変なところが凝り性なもので…

ただ、曲面に描くのは意外と難しいものです。

ダルマ目

ちなみに今迄で一番の成績は、芸大合格者31人というもので、スゴい成績ですが、何とかこれを越えたいものですね。

?ダルマ後ろ姿

こういうのは縁起物なので、年々大きくして行くというのが普通ですし、実際にそうしてきました。ただ、大きくすればする程良い成績になるかというと、そうもいかない様で…。「ひょっとしたら小さくてもご利益があるのかな?むしろ小さい方が良いのかも?」な?んて事も考えたりしています。

今のところ10年連続で日本一の成績を収めていますが、昨年は目標の数字には遠く及びませんでした。学生の皆さんや先生方は充分頑張ってくれたと思っていますので、自分への戒めの気持ちを込め、こんなダルマさんになってしまいました(笑)。ちなみにこのダルマさんは講師室の中にある棚に飾ってあります。

?ダルマ目2

今年のダルマさんには、ちゃんと大きな目玉を入れたいと思っています。 油絵科の学生の皆さん、講師一同 心より合格を祈っておりますので、頑張って希望する大学に受かって下さい。