日別アーカイブ: 2013年11月17日

芸大建築科1年 椅子展 『サブカルチェアw』

こんにちは、建築科の半田です

今日は、東京藝術大学建築科の1年生による椅子展についてご紹介したいと思います。

椅子展というのは、名だたる日本建築界のレジェンドたちも通過してきた、藝大の伝統ある「家具」課題の展示です。

藝大建築科は学年を経ていくごとに、家具、住宅、集合住宅、小学校…、都市と設計物がスケールアップしていくというカリキュラムになっています。中でも、このスタート地点である「家具」課題はとても重要な意味のある課題です。

今年の課題は
『サブカルチェアw』

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DM

『サブカルチェアw』というのは、サブカルチャーとチェアーの合成語であり、最後につけられた「w」は「(笑)」という表現記号でありつつ「ダブル(二重)」という意味も含みます。メインカルチャーに対峙するサブカルチャーのように、家具デザインのメインストリームとは異なる手法/目的/機能を目指しますが、単なる『サブカルチェア』としてのデザインであれば、『サブカルチェアーs(シングル)』という程度におさまってしまいますので、さらにもうひとひねり加えることで「w(笑い/ダブル)」という段階までデザインを発展させることを目指します。

 

今年のイスはいわゆるイスの形はしていないものが多く、「何脚」と数えるかどうかも分からない面白いイスが出来ているようですよ。今年は制作時間が少し長くなっていてクオリティの高いイスもあるようです…

私も毎年観に行っているので、行こうと思いますw
展示はHAGISOという藝大の建築科の学生たちがアトリエとして住んでいた築59年の木造アパートを、藝大建築科出身の建築家が小規模の複合施設へと改修したものです。建物自体も見応えがあり、椅子展と一緒に是非、一度足を運んでみてください。カフェも入っているのでいいですよw

 

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