月別アーカイブ: 2013年7月

デザイン科生必見!新美デスケル!

こんにちはToolsです。暑い日が続いていますが体調にお気をつけ下さい。
さて本日は新美特注のデスケルのご紹介です。

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東京芸術大学のデザイン科の一次試験(デッサン)で使用される画用紙のサイズは、特注サイズの画用紙のため、普通の画材屋さんで売っているBサイズや木炭紙大サイズのデスケルでは比率が合いません!

というわけで、芸大サイズの比率に合わせたデスケルを新美とToolsで作りました!
これさえあれば構図を決めるのに苦労をすることも少なくなるのではないでしょうか!
新宿美術学院のロゴ入りで遠方からのお越しの講習会生さんはお土産にも是非どうぞ!
ご来店お待ちしております!

シンビ ト ゲイダイ

こんにちは。工芸の松井です。

夏期講習会も早くも前期の後半…ゲリラ豪雨の急襲があるこの頃みなさんいかがお過ごしでしょうか?

新美の工芸科は1学期と夏期講習会の合間に1つ大切なイベントが行われました。

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既に何年も続いているイベントで、実際に芸大の授業風景や制作風景を見学し、教授や講師の方々から各専門分野についての特徴や設備、技法や授業内容など様々なことを解説して頂いています。

近い将来自分がそこで実際に指導して頂き制作する姿を想像し、あと7ヶ月後に迫った試験に向けて意欲を高めてもらう為!新美は毎年企画しています。

それぞれの専攻には先生や空気に個性があり、予備校とは全く違う世界に受験生にとってとても刺激的な時間。DSC06170普段知っている予備校の先生の全く違う姿も見れたり…DSC06158各分野の様々な道具や技法の広さと深さの一角を垣間見ることが出来ます。DSC06179 DSC06205学生の制作や先生の作品も解説付きで見られたり…DSC06228受験生にとって東京芸大工芸科を感じる事の出来るとても大切な1日になりました。協力頂いた芸大工芸科の皆様ありがとうございました。

この見学を通して一人でも多くここで制作する夢が現実となるように!と願う私です。

日本画科- 夏期講習会START! &お薦め展覧会&出張雑記?

日本画科講師の金子です。

炎暑しのぎがたいこの頃。蝉の声が聞こえる季節となりました。

― さて、暑さも本番!いよいよ夏期講習会が始まりました!

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夏期講習会は前期・中期・後期と3期に分かれ、日本画科では5つのコースが設定されています。現在、前期総合コースと前期総合夜間が始まっています。

■前期総合コース    7/20(土)- 7/27(土)   9:00~16:00(6H)

■前期総合夜間コース   7/20(土)- 7/27(土) ? 17:00~20:00(3H)

■中期総合コース    7/29(月)-? 8/10(土)   9:00~18:00(8H)

■後期総合コース      8/12(月)-? 8/24(土)   9:00~17:00(7H)

■後期私大対策コース??  8/12(月)-? 8/24(土) ? ? 9:00~17:00(7H)

前回にも書きましたが、夏期講習会においては基礎を確実にし、徹底的に弱点を克服します。特に、「弱点克服」ということはとても重要です。夏期が終わると2学期、冬期、入試直前と時間が経過していきます。冬になって自分の弱点が分かり焦ることの無いよう、自分自身の長所と短所、出来ていることと出来ていないことを理解し、弱点克服に繋げていくことが大切です。

尚、「中期総合コース」「後期総合コース」においては制作時間を長めに取り、各々の課題点を克服するための対策を行います。また、「後期私大対策コース」では、多摩美術大学と武蔵野美術大学の入試傾向を理解し、目標を見極める学習を行います。このコースは、12日間全てが一日課題のため、毎日講評を行います。

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外部から受講する方は、それぞれの課題点を理解し、また、共有するため、講習始めと講習終わりに最低でも2回の個人面接を行います。受験において経験豊富な日本画科講師陣が、ひとりひとりとしっかり向き合ったきめ細やかな指導を心掛けていますので、安心して受講していただければと思います。

また、地方から受講する方は、生活面などにおいても不安な事が多いことでしょう。そのあたりも出来る限りバックアップしますので、お気軽にご相談下さい。

大手美術予備校ですが、全ての受験生としっかり向き合うことを大切にしています。この夏期講習会でレベルアップを目指して頑張りましょう!

日本画3←参考作品も充実しています。(この参考作品棚は石膏デッサン、静物着彩。私大参考作品棚もあります。)

 

― さて、今回は、現在開催中のお薦め美術展覧会についてお話をします。

下記に、お薦めの展覧会情報をほんの一部ピックアップしてみました。(もちろん下記以外にもいい展覧会、面白い展覧会があります!)

日本画科では積極的に展覧会観賞を推奨しています。アトリエで絵を描くことに集中することも大事ですが、時には外に出て素晴らしい美術作品に触れ、「目」を養い、そして「思考」し、さらに「感性」を磨いていくことも大切なことだと思います。何より、自分の制作に結びつく発見-技法や着想や素材などがあるかもしれません。熱中症には充分注意し、是非足を運んでみましょう!

生誕140年記念 川合玉堂

会場:山種美術館?? ??会期:2013年06月08日~2013年08月04日

生誕250周年 谷文晁

会場:サントリー美術館? 会期:2013年07月03日~2013年08月25日

LOVE展 アートにみる愛のかたち

会場:森美術館 会期:2013年04月26日~2013年09月01日

プーシキン美術館展 フランス絵画300年

会場:横浜美術館 会期:2013年07月06日~2013年09月16日

松田正平展

会場:神奈川県立近代美術館 鎌倉 会期:2013年06月08日~2013年09月01日

戦争/美術 1940-1950?モダニズムの連鎖と変容?

会場:神奈川県立近代美術館 葉山 会期:2013年07月06日~2013年10月14日

日本の「妖怪」を追え! 北斎、国芳、芋銭、水木しげるから現代アートまで

会場:横須賀美術館? 会期:2013年07月13日~2013年09月01日

日本の絵 三瀬夏之介展

会場:平塚市美術館 会期:2013 年7月13日~9月16日

日本画4←日本の絵 三瀬夏之介展  会場:平塚市美術館 会期:2013 年7月13日~9月16日

 

― 最後に。

先日、福岡県と佐賀県へ出張(高校説明会)に行ってきました。

今回は実技指導がメインでしたが、期間中着彩デモストも行い、さらに熱のこもった説明会となりました。別れ際、嬉しいことに教員の先生方、3学年全ての美術科の生徒の皆さんが校舎の外まで見送って下さいました。その上、その中の半数近い生徒たちが、車で出ようとする僕らを校門の外まで走って見送ってくれたのです。皆さん、本当にありがとうございました。短い期間ではありましたが、素直で元気な生徒たちのひたむきな姿に、心から嬉しく思いました。

皆さん、自分の夢に向かって、頑張って下さいね!!ひとりひとりの進路を心から応援しています!

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― これからも全国に美術が好きな生徒さんが一人でも多く増えることを願ってやみません。

次回投稿は8月。

日本画科受験についても質問があれば講師がお答えします。お気軽にどうぞ。
また、日本画科に興味ある受験生がいらっしゃいましたら是非見学にいらしてください。

健康に留意し、夏期講習会を乗り切りましょう!

 

講習会はじまりました。

こんにちは。油絵科昼間部の箱岩です。

 

いよいよ梅雨明け、カンカン照りの熱い夏が始まるかと思ったら、意外にも涼しい日が続いてますが、皆さん如何お過ごしでしょうか?

新美は7月20(土)から夏期講習会がスタートしました。すかんとした青空です。

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油絵科の前期日程は、1学期の総まとめとして、また、外部現役高3生にとってはしっかり基礎を固める事が出来るようにと、デッサンを強化するためのカリキュラムを用意してスタートを切りました。

私のクラスでは、ブルータス胸像をデッサンしています。

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木炭デッサンの基本を踏まえつつ、自分の表現の為の素描として、如何に石膏像というモチーフが描けるか、どの生徒さんも熱心に制作しています。

 

石膏像と言えば、形態、明暗、調子、空間など絵画の骨格的な要素が感じ取りやすい基本的なモチーフですよね。モチーフ観察はもちろん大切ですが、実は日頃から、日常の中にある色彩や光、空気感への興味や、自分の好み、こだわりがあると、自分らしい世界観を創り上げるきっかけとなる事があります。

恥ずかしながら、私はルアーフィッシングが20年来の趣味でして、わざわざフィールドの近くにアトリエを構え、休みとなるとせっせと川に浮かんで釣りをします。ま、まぁ、釣りの魅力については軽く5時間くらいは語っていられるのですが、きりが無いのでまた別の機会にお話ししたいと思います(汗)。

そんな訳で、今回の話のネタは、最近目にしたフィールドの景色を紹介してみようと思います。(i phoneで気軽に撮った画像なので荒さはご了承ください。)

これはあくまで私の色や調子や空気感の趣味の話ですので、どなた様も「ふーん」と受け流していただけると助かります。

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水墨画ではありません。朝もやの利根川です。

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毎朝橋の上を通りながら、この景色を見るのが日課です。

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ライオンキングか?ムンクの風景画か?これぞまさしく、印象「日の出」?

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ゴッホの風景画の様な瑞々しい新緑。この景色は、東京芸大取手校地への道すがらにあります。

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実に優雅だと思うのは私だけでしょうか。

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おっと、これは違った。ギュスタブ・クリムトの画集の大好きな一コマ。この写真、優雅な画家暮らしを物語りますね~。

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これはモネの庭ではありません。近所にある古代バスの繁殖をしている親水公園です。

水郷水系と呼ばれる利根川の周辺、東京芸大取手校地近郊にはこういう場所が多く見られます。

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素晴らしい色合い。生命力とはかなさが入り混じる柔らかな色です。

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ヘドロの中から、數100年の眠りを破ってすっくと立ち上がり大きく可憐な花を咲かせる蓮の様に、多浪の末に志望校に受かっていく過去の生徒さんの姿がだぶりますね。

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来年は、是非こんな結果にしたいものです。この夏の成果が結実すると良いですね。

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夢は大きく!!  雲好き、空好きの少年達にはたまらないスケール感でしょうかね?

 

と、まぁ、自分の趣味の物や写真、好きな資料、好きな作品の画像、自分の感性にちょっとでも訴えかけるものを見つけ、ファイルなどにまとめていくと自分でも気がつけない自分独自の世界観が見えてくるかも知れませんね。これも地道に自分の器を拡げるきっかけになるかも知れませんので、是非お試しあれ。

 

最後に、多摩美術大学、武蔵野美術大学の入学案内が届きました。合格者の作品が載っており、教授からのコメントも丁寧に記載されています。受験予定の方は一度確認してみるとよいでしょう。

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では、夏期講習会、新宿で皆さんのお越しを心よりお待ちしていますよーっと。

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*こちらは中国の作家CHUEN PAK SHEUNGさんのインスタレーション作品です。